次世代環境船舶開発センター

NEWS

HOME お知らせ一覧 アンモニアReady-LNG燃料パナマックスバルクキャリアの基本設計を開発
~ 日本海事協会より設計基本承認(AIP)を取得 ~

お知らせ

2022.04.21  プレスリリース

アンモニアReady-LNG燃料パナマックスバルクキャリアの基本設計を開発
~ 日本海事協会より設計基本承認(AIP)を取得 ~

一般財団法人次世代環境船舶開発センター(Planning and Design Center for Greener Ships : GSC)は、このたび、会員造船会社との連携によりアンモニアReady-LNG燃料パナマックスバルクキャリアの設計を開発し、本年4月20日、一般財団法人日本海事協会(ClassNK)より設計基本承認(Approval in Principle:AIP)を取得しました。

本船は、アンモニア燃料焚への改造準備を施したLNG 燃料パナマックスバルクキャリアです。LNG 燃料化により当面の低炭素化に対応しつつ、将来のゼロエミッション化に対しては、アンモニア燃料への転換またはカーボンニュートラルメタンの利用の両方のシナリオに対応可能となっています。将来が不透明なトランジション期において、新燃料の普及動向等に応じて柔軟かつ効率的な対応が可能なソリューションとして開発しました。

本船は、LNG燃料仕様においてはLNG/HFOのDual-Fuel、アンモニア燃料仕様においてはNH3/HFOのDual-Fuelとなり、どちらの仕様においても現在の重油焚パナマックスバルクキャリアと同程度の航続距離・貨物積載量を確保しています。また、改造費削減や不稼働期間の短縮のために、極力LNG 燃料とアンモニア燃料で兼用できる部分を増やすとともに、アンモニア燃料化のために換装が必要な機器についても容易な換装を考慮した構造・配置決定や機器サイズの標準化に取り組むことで、改造範囲の最小化を目指しています。

一般財団法人次世代環境船舶開発センターは、これからも国際海運のゼロエミッション化に向けた新たな船舶の企画・開発を通じ、日本の海事産業の発展に貢献できるよう取り組んで参ります。

 

AIP証書手交式の様子

 

本船のイメージ図①

 

(以下参考情報)
アンモニアReady-LNG燃料パナマックスバルクキャリア 概要

本船のイメージ図②

本船のイメージ図③

アンモニアReady-LNG燃料パナマックスバルクキャリアの基本設計を開発

PDF

GSC develops principle design for ammonia-ready LNG-fueled Panamax bulk carrier

PDF
PAGE TOP