Planning and Design Center for Greener Ships
次世代環境船舶開発センター
ごあいさつ
一般財団法人 次世代環境船舶開発センター(略称GSC)は、2020年10月、これまで各社で蓄積してきた技術を統合して、国際海運のゼロエミッション化に向けた最先端の船舶を持続的に企画・発信する中核的な組織として設立されました。その目的達成に向けて、新コンセプト船の開発・設計、船の使用環境や国際規制の調査、具体的なソリューションの評価、関連する技術開発等を中心に事業を進めています。
地球温暖化問題に対し、日本政府は2050年GHG排出量ネットゼロを掲げました。また、国際海運からのGHG排出削減に関してもIMOはネットゼロへ向け前倒しの姿勢で取り組んでおります。
一方、ネットゼロへ向けたアプローチについては、不確定要素が多い中で、状況を睨みながらスピーディーな対応が求められています。特に、新燃料の生産体制、流通インフラ、コストを含めた評価、推進プラントや周辺機器の実用化開発等、まだまだ越えなければならない課題は山積みです。
また、そこで使われる船舶は、一挙にゼロエミッションを達成できるわけではなく、その後においても最適な海上輸送システムに向かって、数世代にわたる継続的な交代が必要です。
島国日本にとって、海上物流は経済発展の要であり、それを支えるのが、時代のニーズに合致した船舶です。
今こそ「産官学」の力を結集し、造船各社の技術力を糾合して大きなパワーにしていく必要があります。
そして、次世代環境船舶開発センターは日本海事クラスターとそのステークホルダーに貢献出来る次世代船舶を開発し、いち早く市場に投入していくことを目指して参ります。
世界の産業社会は、デジタル技術の急速な進歩により、大きく変わろうとしています。そして、その変化の中に日本造船界の将来に向かってのビジネスチャンスが沢山あると思います。
次世代環境船舶開発センターは、環境対応船舶の開発を中心課題に置きつつ、将来の船舶や造船業のあり方を考え、技術と情報と人の集まる拠点にして行きたいと考えています。
代表理事 理事長 三島 愼次郎
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