2022.04.12
(一社)日本舶用工業会(略称JSMEA)と(一財)次世代環境船舶開発センター(Planning and Design Center for Greener Ships、略称GSC)は、4月11日、第3回「GHG ゼロエミッション新燃料ワークショップ」を開催しました。
開会にあたり、4月1日付で就任した三島GSC理事長が挨拶し、「新燃料船の実現に向けては、日本の造船業の技術力を結集し開発に取り組まなくては中国・韓国の後塵を拝することになるという強い危機感がある。日本の造船業界と舶用業界との協働が不可欠」として、日本の海事産業の協働の重要性と、ワークショップを契機としたコラボレーションへの期待を述べました。
今回は、第2回に引き続きアンモニア燃料に焦点を当て、122の会社・団体から合計444名が参加し、日本海事協会より「代替燃料船ガイドラインC部(アンモニアを燃料として使用する船舶の安全要件)」、続いてIHI原動機より「GHG削減対応への取り組み」と題してアンモニア焚エンジン開発の状況を紹介、さらに伊藤忠商事より「舶用アンモニア燃料の統合型プロジェクト実現に向けた取組、課題と今後の展開」と3件の講演を実施しました。
アンモニアについてのワークショップは今回までとし、次回第4回以降は、水素や合成燃料等を取り上げていくこととしています。
第3回「GHG ゼロエミッション新燃料ワークショップ」を開催
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