(一社)日本舶用工業会(Japan Ship Machinery and Equipment Association、略称JSMEA)と(一財)次世代環境船舶開発センター(Planning and Design Center for Greener Ships、略称GSC)は、共同で船舶のゼロエミッション化及び新燃料の船上利用に関する課題についての造・舶両業界における理解増進、並びに新燃料対応の補機、管系統、計装など様々な舶用機器・システムの技術開発の促進を図ることを目的として、双方の会員企業を対象としたワークショップを立ち上げ、本年1月28日、第1回ワークショップをオンライン形式で開催しました。
第1回ワークショップでは、2050ネットゼロに向けた新燃料利用の動向を概観することを目的として、「船舶からのGHG 排出規制の動向」、「低・ゼロカーボン燃料の動向と今後の見通し」についてGSCより説明するとともに、これらの動きを踏まえてGSCが進めている「ゼロエミッション船舶の設計」開発の取組について紹介しました。ワークショップには97の会社・団体から合計405名が参加し、国内メーカーによる開発が望まれる新燃料対応舶用機器の種類や開発時期などについて、活発な議論が交わされました。
本ワークショップは、アンモニアや水素など2050年ネットゼロに向けた様々な燃料について理解を深めていくこととしており、第2回、第3回においてはアンモニア燃料について具体的な課題や取組について議論する予定です。第4回以降は、参加者の希望を踏まえつつ、水素や合成燃料などについて取り上げていくこととしています。
「GHG ゼロエミッション新燃料ワークショップ」を開催
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